嫁姑戦争! ~その3~
ある日、義母が突然 家に来るなり、玄関先で 大声で喋りはじめた。
(本人にとって音量は いたって普通だったかも しれないが、嫁にとっては 突然の襲撃にすら 感じた)
姑 「自分達だけで ど~のこ~の…(怒り口調)」
嫁 「…(・_・?)」
突然 人の玄関先に現れて 何を1人で 騒いでんだか。
よくよく話を聞いてみると、数十分前に息子(夫)から、
海の満潮・千潮の時間帯を教えてほしいという電話があったらしい。
…何となく 話の流れが わかってきた。
嫁 「そ~いえば、前日から仕事仲間が 観光で沖縄に来ていて、
今日は、観光案内をしていると思うヨ (^-^)」
普通なら、それで納得するハズ。ところが今度は
姑 「家族をほったらかしにして、他人の世話をやいているわけ? 信じられん!」
嫁の心の声。 「いきなり人の玄関先で騒ぐ方が信じられねぇよ… (-_-;)」
要するに、出かけるなら自分を誘ってほしいワケね…
1番誘いたくないタイプだよ。挙げ句の果てに
姑 「アンタ、ダンナが自分だけ遊び歩いても何も言わないワケ?
休みは家族でドライブに行こう とか言わないと!」
余計なお世話そのものだよ。
ココで 「ドライブくらいしている」 …と言おうものなら、
また 「自分達だけで…ど~のこ~の…」 と長話がはじまるので、
ひたすら姑の愚痴を聞き流し、自分の家に帰って頂いた。
ダンナが帰ってきた後 早速 事の流れを話すと ポツリと一言。
夫 「寂しい人間だなぁ~」 …同感。
夫(舅)を 早くに亡くし、自分を唯一理解してくれた人がいなくなってしまった
寂しさは 相当なものだろうとは思うが、いくら息子でも結婚し、家を出てしまえば
生活は別。 最低限度の常識やマナーを身に付けている人なら ともかく、
正直 一緒に街中を歩きたくない… というか、周りに 「この人と身内」 だと知られたくない。
簡単に言ってしまえば、「無神経」、「デリカシーがない」。
私自身、気が利かないし、言う時(書く時)は かなりキツイ言葉を使う。
それでも ヘタなりに場の空気を読んで、雰囲気を壊さないよう 私なりに気を使う時は使う。
姑と一緒にいる時は それだけで疲れるので、ただ ひたすら沈黙を貫いている。
姑から 不快な言葉を浴びせられるたびに つくづく思う。
「こういう人間にだけは なりたくない」