【2】 ストライキ。

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ダンナ     「子供 欲しくない?」

私 (心の声) 「拒否します…」

「ゴルフのパター」 の次は 子供がほしい ってか?

ふざけんな。 結局 面倒を見る羽目になるのは 私なのだ。

今 目の前にいる たった1人の子供の面倒もロクに見ないで よく言うよ。

久々に 飲みに誘ってくれたと思ったら、

あれは 子供がほしくなるように仕向ける為の作戦だったんだね。

仕事仲間の家族を 一緒に飲もう …と誘い、

可愛い盛りの 友人の赤ちゃんを抱いただけで

母性本能が復活するほど 私の感情は 単純ではない。

もともと母性本能があるかどうかも 怪しい 軽薄人間だし。

子育てに対して

余裕を持って接する事が

出来るようになったのは

本当に ごく最近の事。

自分の精神状態が異常な状態にあると

分かっていても 自分の力だけでは

どこをどう修正すればよいのか分からなかった。

それでも 助けてはくれなかったよね?

「大変なのは お前だけじゃない。

       母親ならみんなそうだ」 って。

吐き捨てるほうに言われた時の絶望感は

忘れたくても 忘れられない。

逃げ道もない、目の前も真っ暗

という最悪な状況を

1人で 立ち向かうしかなかった。

慣れない土地(転勤先)での 出産・育児を選んだのは 私。

大変な思いはしたけれど、

今でも その選択は間違っていなかったと 思っている。

「努力」 「忍耐」 「妥協」 …いろいろな経験は

これから必ず役に立つと思うから。

私だって 「迷い」 がないワケではない。

「兄弟(姉妹)は いたほうが 良い」

という大多数の意見に 賛成している ひとり。

でも 今はなぜか 自信が無い。

今現在 小学生の子供を産む時は

「初出産」 「転勤先での 慣れない子育て」

だったにも かかわらず、 不安よりも

「我が子に 会いたい」 という気持ちが

大部分を占めていた。

それが今では

「一応 子育て経験済み」 「地元での出産」
になるかもしれない という好条件にもかかわらず、

「子供が欲しい」 「産みたい」 と思わない。

過ぎてしまえば

大抵の思い出は いい思い出になる。

大変だけど、それ以上に 楽しい出来事が待っているハズ。

また 新しい家族を迎えて 賑やかに過ごしたい。

そう思うのが 普通といえば普通なのかもしれない。

だが 残念ながら(?) 私は そうは思えない。

今 子供を産めば また あの生活を繰り返す事になる。

あの時の精神状態には 2度と戻りたくない。

だから私は 「拒否します」

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